あの頃の想い出16

子犬の頃から水に入るのが大好きだったカブさん。

水と見れば即座に飛び込みたがる、

家族にとっては少々厄介な癖がありました。

雨が降ったばかりの水たまりならいいのですが、

降ってから3日後の泥水や、

排水の中の泥がたまりやすい溝の深みに、

散歩中に意気揚々と飛び込んでは怒られました。

帰宅後のシャンプーでまたもう一暴れでした。

2匹の先住猫と暮らしていた梅吉さん。

その影響もあってか、

子犬の頃から気まぐれでツンデレなところがありました。

年を重ねるごとにその性格はさらに強くなり、

「おいで」と呼んでもおやつがなければ大体来ず、

「お手」と言っても気が向いた時しか手を出さず、

そうかと思えば、

突然甘えん坊になって母の膝に陣取り、

ゴロゴロの代わりにブーブー寝息を立てて、

母の足がしびれるまで昼寝をするのでした。

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