

大きくて真っ黒のベアさん。
名前の通り、遠くから見ると本当にクマそっくりでした。
散歩中、通りがかりの人をびっくりさせてしまうため、
父や母は明るい色の首輪をつけましたが、
毛で完全に埋もれてしまい意味がありませんでした。
そこで、大きめのバンダナをつけてみたところ、
ようやく「うわっ、大きな犬」と言われるようになりました。
散歩コースで出会う人には大体覚えてもらえましたが、
初見の人に驚かれるのはずっと変わりませんでした。
少々酒癖の悪い父を持つエールさん。
父が酔っぱらって帰って来ると、
母は相手にせず、兄や姉は無言で自分の部屋へ。
取り残された父は「お前だけが俺の味方だよな」と
エールさんに向かって手を広げるのですが、
抱き着くことに成功したことは一度もありませんでした。
父はしょぼんとしてまた飲み直すのでした。
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